積読のメリットと解消法を徹底解説!積読は悪いことではない
読書は先人の学びを短時間で得れ、リラックスでき、時に世界を旅できます。
そんな本の魅力に惹かれ本を買ったはいいものの、
気づいたら机の端に、本棚の端に、挙げ句の果てには袋のままで・・・
いわゆる「積読」となっている本が溜まっている人も少なくないのではないでしょうか。
そして積読と共に、罪悪感も募っていく。
そんなあなたに伝えたいことがあります。
積読は悪いことではありません。
本記事では積読で悩むあなたに積読のメリットと解消法について解説していきます。
ぜひ読んでみてください。
積読とは?
積読、積ん読(つんどく)は、入手した書籍を読むことなく自宅で積んだままにしている状態を意味する言葉である
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
積読とは名前の通り、本を買って読まずに本棚(または机の上)に置いたままにしておくことです。
積読が起きる理由
では、なぜ積読が起きてしまうのでしょうか。
起きてしまう要因について3つの仮説をみていきましょう。
仮説1.買う速度よりも読む速度が遅い
1つ目はシンプルに読む速度の方が遅いということです。
1週間に1冊本を読む人が週2冊買っていたら本はどんどん溜まっていきます。
読むスピードと買うスピードが比例していない人は積読になりやすいでしょう。
仮説2.買うことによる満足感
2つ目は本を買って満足してしまうことです。
収集欲のために本を買っていくので、買って満足になってしまい読まずに置いておくことになります。
仮説3.時間がなく後回しになってしまう
3つ目は純粋に時間が取れず、読書の優先度が下がっているケースです。
一時的であれば問題ないですが長くにわたって優先度をあげれないと積読の原因となっていきます。
積読のメリット
積読の起こる原因について前の章で見てきました。
本章では積読のメリットについて触れていきます。
筆者の結論は「たくさん積読すべし」です。その理由について解説していきます。
1.読みたい瞬間に読める
「鉄は熱いうちに打て」という格言のある通り、
この本読みたい、このジャンルについて学びたいなど思った際が1番の読みどきです。
一番モチベーション高く、その情報を脳が必要としている時にすぐ手に取れる状態。
これが積読の最大といっても良いメリットになります。
2.本の外側(帯・表紙)から得られる情報がある
本の外側は実は情報の宝庫です。
練られに練られたタイトル、デザイン、書評の帯、そして裏表紙の要約文。
売る側としては限られたスペースの中でいかに購買者に本の良さを伝えることができるかが大切になるため、相当な時間をかけて外観も作り込んでいるはずです。
ここを日常的に眺めることで情報が頭の片隅に入ってきたり、時に外側からだけでひらめきが起こることもあります。
3.潜在意識に刷り込まれる
本棚に積読しておくと、本の外観情報は日常的に無意識ですが目に入ってきます。
そして買った本は自分の知的好奇心をもとに選んだ本たちがほとんどだと思います。
それらの本が目に入るだけで知識欲は毎日非常に刺激されていきます。
さらに本の外側から得られるキーワードが頭に残れば、しめたものです。
無意識化に日常の見方が変わります。
いつもの道でも
「あ、このキーワードどっかでみたな」と思い出すことがあるでしょう。
そんな日常の小さな積み重ねが時に大きな結果につながることもあります。
4.筆者・編集者・出版社への応援になる
今や無料コンテンツや動画など大量に消費されるコンテンツの中で紙書籍の売り上げはどんどん低下しております。
アイドルやグルメと同じで好きな筆者や編集者、出版社を買い支える意味も積読にはあります。
もちろん端から何でもかんでも買っていては自分が苦しくなってしまいますが、興味がある本は応援の意味も込めて買ってみるのも読書家の楽しみの1つでしょう。
きっと小さくとも未来の業界の支えになっていきます。
5.本の存在を常に意識できる
購入しなかった本はどんどん忘れていきます。
しかし購入した本は顔を合わせる機会も多く、忘れる可能性は低いでしょう。
本を購入しておくことで必要な時に考える・調べる手間をかけずに思い出すことができます。
また接触回数を増やすことでどんどん読みたくなってくる効果も見込めます。
6.買えなくなる恐れがない
本を買わない=その本を読むことはない
ということになります。
消費社会の中で新しい本はどんどん出てきてしまうので、その本に次いつ出会えるかはわかりません。絶版になってしまい、もう出会うこともないかもしれません。
読みたいと思った瞬間にその本はもう読めないかもしれません。
本は腐らないです。一期一会の出会いを大切にしましょう。
積読を解消する方法3選
ここまで積読は悪いものではないことを説明してきました。
とはいえ解消できるものなら解消したいと思う人も多いのではないでしょうか。
本章では積読をどう解消していくか、もしくは活かしていくかについて解説していきます。
1.積読コーナーの設置
1つ目は積読コーナーを本棚に設置しておくことです。
既読本とごちゃまぜにしてしまうと上記のメリットが十分に活かされない状況となります。
目につきやすいようにしておくことで、どの本があるのかの確認や自分の興味の再認識を行うことができます。
また自分ルールで構わないので、ルールに沿って整理しておくことで手間なく探すことができます。
必ず読むべきタイミングは訪れます。その時のためにこういった工夫を行い、本を生きたままにしておきましょう。
2.積読解消タイムを作る
次は積読解消タイムを作ることです。
週に1度、月に1度、はたまた3ヶ月に1度でも構いません。
自分の無理のない範囲で時間を確保し、その時間は積読本の中から読書をするようにして積読を解消していきましょう。
最近では積読解消プランを打ち出している旅館やホテルもあります。
そういったプランに乗っかってしまうのも一つの手かもしれません。
3.定期的に本棚整理を行う
最後は定期的な本棚整理です。
1つ目に書いた通り積読コーナーを自分のルールごとに並べてはいると思いますが、1回やって終わりでは少し勿体無いです。
定期的に整理することで新しい発見や自分の中の優先順位の入れ替えを実感することができます。
まとめ
積読のメリットや解消法について本記事では解説してきました。
積読は悪いものにされがちですが、決してそんなことはありません。
積読のメリットを十分に理解しておくことで、最大限メリットを享受することができるのでぜひ悲観せず楽しく読書していきましょう!